浜松ストリート事情。

西を目指しながら先週末7/2は、浜松で営業しました。

 

個人的に浜松という街は毎年毎年、ヒッチハイク(写真屋)でもスケボー(写真屋)でも、そして現在のトラック(キッチンカー)でも、これまでの僕の旅商人スタイルすべてで営業している、唯一の街。

 

そして、浜松一番の思い出と言えば、なんと言ってもやはりこれでしょう。

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【public cafe bar PARK/ING × 旅商人亮章】(2015年)

僕の軽トラックを、めちゃくちゃおしゃれなカフェの店内にぶちこんで、

3週間コラボ営業させていただきました笑

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この【パーキング】というカフェは、浜松という街の中にあっても異色の存在で、

店名通り、様々な人が行き交う大人の公園。

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なんなら僕は、夜はこのまま車をパーキングして中で寝てた。(秘密でお願いします)

僕の野宿キャリアの中で、もっとも贅沢な"公園"です。

 

という感じで僕の浜松のホームスポットです。

超おすすめなのでぜひ行ってみてくださいね。
public cafe bar PARK/ING

https://www.facebook.com/public.cafe.bar.parking/?fref=ts

 

この旅商人パーキングぶち込み事件は未だに路上のお客さんに

『これ前にパーキングぶちこんでましたよね?』なんて言われることもあり、

なかなかのネタになっているようで嬉しいです。

 

そんなこんなで今回も、とてもありがたいことに、

3件くらい来店予告メールをもらって、急いで向かって車をセッティングしてる時には馴染みのお客さんが来てくれました。

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今回、全員一人で来て居合わせた3人が、1年前での僕の路上営業でも実は同じ場にいた、なんてのもありましたね。笑

 

そんな感じで1日限定、ということもあって、とても盛り上がりました。

 

 

と、ここで地回りのおじさん(ヤ◯ザ)が来てしまいました。

 

割腹のいいおじさんと、少し遅れてきて奥の方で電話をしていた若い人の2人。

 

地回り、とは、一言に言っても様々な意味があるようですが、

 

ここで言う地回りとは簡単に言うと、『お前誰の許可とっとんなら?おじさん』のことです。

 

僕は誰の許可とっとんならおじさんの許可はとっていません。

 

『俺は地回りだ、誰の許可とってやってんだ、地元のルールがあんだこらあ!』

 

そこで揉めました。僕らの営業業態では、よくあることです。

 

以下、省略。

 

僕もそろそろ閉めようかなと思っていたので、片付けを始めていたところ、

 

間に入った別のお客さんとおじさんがヒートアップしてしまい、そこから色々あって、警察が来て、ことは治まったのですが、

 

おじさんは話が通じる感じではなかったのですが、

 

もう一人の若めの地回りのお兄さんが来ました。

 

お兄さんは静かな口調で、さっきのおじさんが言ってたことを要約してくれました。

この街の中での、いくつかの固有名詞を出してくれて、わかりやすく。

 

僕もこれで飯食ってるので、食い下がるわけにはいかないと前置きした上で、

沢山の話をし、聞きました。

 

 

全国行商しながら旅をしていること。

よくこういう経験があること。

だけどこれで飯食ってること。

浜松が好きだということ。

 

まちおこしのこと。

まつりのこと。

浜松の土地柄の話。

→浜松は大凧を使ったケンカ祭が盛んな地域で、

(いい意味でも悪い意味でも)縄張りや派閥意識があるようです

だからいつか地回りの人が来ることも予測していました。

そんな浜松が、僕は好きです。

 

個人店の話。

屋台事情。

僕が初めて来た5年前には、たこ焼き屋さんなど、

通りに屋台が沢山立ち並んでいました。

今では消滅してしまっています。

 

地回りのお兄さんと移動販売の旅商人という関係性は薄くなり、

沢山の話をしました。

 

そして、メニューを指差し『いくら?』

そのお兄さんは、珈琲を買ってくれました。

 

ここばかりは関係性なしで、

パトカーのサイレンを背中に見える浜松の路上で

美味しい、と、すごくいい笑顔で飲んでくれました。

めちゃくちゃ嬉しかったです。

 

そして、また色々な話をしました。

 

お兄さんと 名刺も交換したし、おそらくこのブログ見てると思います。

 

だからこそ書いてます。

 

僕は浜松が好きだから、また営業したいです。

そして屋台文化が好きだから、所場代は払いたくありません。

なぜ所場代を払うと屋台が減ってしまうかは、長くなりそうなのでまたいつか改めて。

 

とにかく、浜松ザザシティ前はさすがにもう営業できないかと思います。(地回り、2度目なので)

毎年、ここで沢山の出会いがあったので、残念ですが。

とは言っても僕らは結局グレー業態なので、これくらいでちょうどいいのかもしれませんね。

 

また浜松もどこかで営業できる場所を考えています。

いつかお会い出来ること楽しみにしております。