小石原地区で活動中。コーヒーも配りながらの。【チーム旅商人・九州北部豪雨災害、活動報告】

OPEN JAPANと連携し、

東峰村・小石原地区にて活動しています。

 

連携、なんて大それた言い方をしてもチーム旅商人 は2人、そして今回は僕一人で現地合流、日々、勉強させてもらいながら共に活動させてもらってます。

 

東峰村(読み方・トウホウムラ)は、小石原村(コイシワラムラ)と宝珠山村(ホウジュヤマムラ)の合併によりできた村。

 

ざっくり分けると北が小石原地区、南が宝珠山地区。

宝珠山地区では、残念ながら3名の方が亡くなりました。

 

この東峰村は、道路寸断で通行止めの影響もあり、他の地区に比べてまだボランティアセンターの立ち上げがなされていない地区でもあります。

つまり、表立って『ボランティアさん募集してますよ!受け入れできますよ!きてください!』とは言えない状態だったのです。

 

補足です。僕の友達は災害現場とは縁のない人が多いので。

・ボランティアセンター(通称・ボラセン)

まず大規模災害が起きると、ボランティア受け入れの体制を整えるため、全国の市町村にある『社会福祉協議会(通称・社協)』が、『ボランティアセンター』を立ち上げます。これは社協さんの緊急時の業務の一つなんです。

 

この、ボランティアセンターの体制を整えることが重要になってくるわけですが

社協さんだって緊急時でいっぱいいっぱい、災害なんて皆が経験してるわけじゃないし、、、という事態、

ここに、災害支援経験のあるNGONPO団体が、ボラセンの開設や運営のサポートをしたりするのです。

 

今回はどの災害支援団体も入っていなかったこの東峰村地区に、OPEN JAPANが入り、ボランティアセンターの立ち上げのお手伝いをしながら、現場調査や調整、復旧復興の方向性を提案しながら東峰村、小石原地区のお手伝いをしています。

  

余談ですが、僕の仲の良い友達で、東京で最近テレビとかにも出ちゃってる人気の『ネギ料理専門店』をやってる友達がいるのですが、

その友達の苗字が『小石原』さんで福岡出身、

確かそれにちなんで『小石原焼』をお店で出すお皿に使っていたなあ、てことは窯元とかあるのかなあと思いながら実際に現場を回ってみると、

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窯元、めっちゃありました。(50以上あるらしい)

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そして、窯元さんの中にも、今回被害を受けてしまった方が沢山います。 

 

そんな小石原地区での活動が始まりました。

 

今回、オープンジャパンのひーさんやジョッキーさんについて色々と回らせてもらってます。現場経験をもっと積まないと。と

 

朝、役所で地元消防団とすり合わせ、ミーティング

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この小石原地区は、村議会議員のミッツーさん初め、

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 (ミッツーさん)

 

若手で血気盛んな消防団のパワーが凄く、発災直後から重機を使ったりしながら復旧作業を牽引。

 

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ひーさんが消防団社協さん(ボラセン準備中)や役所の間を繋ぎながら、消防団の皆さんに現場作業のノウハウを少しずつ伝えていきました。次回被災した時には地元だけで復活できるように。との想いも込めて

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合間合間に現場調査。と言う名の、、、
そもそもこんな状況でボランティアが入ることを知らずに、自分だけで焦って焦って頑張って頑張って頑張ってしまう人が沢山。
ボランティアさんはいりますからね。安心してね、と。

大切なこと。心と体のバランスが崩れてしまう発災直後、特にご老人の多いこの地域です。

ひーさんの、週末ボランティア来ますからねの一言に涙するおじいちゃんも。

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同時に、社会福祉協議会で準備中のボランティアセンター立ち上げに向けてのサポートも。

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ボランティアセンター立ち上げ準備の、このカオスな動きを見せてもらえたのはいい経験に。

色々なものが少し見えてきました。

 

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オープンジャパンの現場担当、

ジョッキーさんにもついていく。 

家の構造、水害時の適切な対応、

依頼者さんや家の構造によって方向性も様々なので、経験あるのみ。といった感じ。

 

そんな感じで今回はオープンジャパンさんと共に東峰村のためにお手伝いさせていただきながら、今後もっと力になれるよう成長したいと思っています。

 

そして昨日は、コーヒーメーカーを抱えながら『あ〜カフェイン中毒なのに、4日間も珈琲飲んでないのよね〜、ミルが泥に埋まってしまって・・』のお姉さんの声を耳にし、社会福祉協議会さんにすぐに確認してコーヒーの無料炊き出しをしました。

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@社会福祉協議会前(避難所にもなってます)

すると被災された地元の方はもちろん、明日のボランティアセンター立ち上げの準備に追われる社協職員さんまで、皆さんすごく嬉しそうに飲んでくれました。

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店に車輪がついてるタイプでよかった〜と思う瞬間のひとつです。

 

ホット多めに30杯以上配れて、元々少なかった豆が切れてしまいました。

さいたまの相棒の拓が素早く対応し焙煎してくれましたが、道路通行止めの影響もあり、ちょっと到着が遅れそうです。また豆が来たらタイミング見て珈琲やりますので、いっぷくしてってくださいね。

 

 

今も夜は車中泊ですが標高500メートル近くあって涼しい、もはや肌寒い。

たまに鹿がまあまあ近くで鳴いてて、トイレに行くのヒビって小走りになります。

 

という感じで東峰村小石原地区。
できることで少しずつお手伝いさせてもらってます。