【長野市へ/災害NPO旅商人10.18-19活動報告】

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長野市/10.18-19活動報告】
長野市長沼】

(旅商人亮章の報告)

千曲川決壊により甚大な被害の出た長野県長野市に10/18(金)朝、到着しました。

災害ゴミや土砂、色彩、トーンの低い街の中にあって

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心痛くも一際目立つ、無数に転がる赤いリンゴに目をやりながら

堤防決壊地点近くの穂保地区〜長沼地区を回り、

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既に現地入りし活動している

全国各地の被災地でお世話になっている仲間、災害NGO結に合流。

長野市南部のボランティアセンター本部からサテライトのような形で、

同10/18(金)付けで長野市北部のボランティアセンターができました。

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主要道路の渋滞が深刻で(おそらくもともと交通量が多い道路)

北部では団体受付と長野駅からのシャトルバスによるボランティアのみの受け入れとなります。
(=自家用車でのボランティアは、センターでは受付していません。ボラ用の駐車場無)

北部ボラセンからさらに、4つのミニサテライト(前線拠点)ができ、

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週末で大幅増加が予想&期待&希望されるのボランティアの受け入れ体制強化のため、

4つのミニサテライトを社協さん、JOCA(青年海外協力協会)、NPO(結・旅商人・パパラ・Love&earth等)で運営。

人員も物品も物資も資機材も車両もスペースも、時間もない。

ただ、間違いなく目の前にあるのは沢山のニーズ。

翌10/19(土)より、ミニサテライト本格稼働。

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僕は赤沼北町サテライトに。(@北町集会所)

上記のように色々なものが不足している中で、即席即興チーム、あるものある場所いる人でのサテライト運営。

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次第に社協さんにリズムが出始め、NPOチーム手分けをし地域を歩きニーズを拾い、即ボランティア派遣。

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歩くだけで無数にニーズに出てくる状況。

『畳だけでも…ありがたい』と言われお邪魔したお宅。

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女性と障害持たれた旦那さんのみで家財搬出をしようとされてました。
狭い搬出路に対してあの大物の数々。とてもじゃないですが、手のつけようがないです。
午後から10名、1名おられた若い女性には、住民さんのケアをリーダーさん経由でお願いしました。
『助けて。』と言いやすい環境づくり、まだまだこれからです。

目を向け、声を聞き、仮ゴミ置き場や車両などのスペースの問題、水害対応の周知の問題、(石灰を撒かれている方沢山おられました。コンクリや木部にも。)などのオペレーション、どうすれば街が元気になるか考えながら歩きます。

怪しまれないように、身体に電話番号貼っ付けて歩きます。(ただでさえ顔が怪しいので)

そんな中いいことも。『お隣さんどんなですかね?』と聞くと、お二方、一緒に回ってくれました。

もちろん皆さん大変な状態なので相手と空気を読みながらですが、地域の方と一緒に地域のニーズ聞きにお宅に伺うことは、色々な意味でとても有機的だと考えます。

途中で雨が降り、社協ボランティアさんは少し早く送り出し、NPOチームで行っていた床剥がしに合流。

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社協ボラセンとして床はぎなど技術案件に対応するのかは未定ですが、家主さんの事情や状態などを考え対応させていただいてます。大工ボラ(本業・工務店)の白神さん、支援のわ&ラブアンドアース、の連携であっという間に床上がりました。

このエリアは決壊地点から3.5kmほど離れているはずですが、基礎が浮き、5mほどねじれ動いているお宅もあり、水の脅威を改めて感じました。

その後、社協さんと反省・申し送りをし。一旦わたくし旅商人亮章、本業キッチンカー出店のため埼玉へと走ります。

ちょっと色々とお話したお母さんに、岡山の真備から来たんすよ〜というと涙を流しながらハグされました。

シャイなんで普段ハグとか結構避けがちな僕ですが、長野気温落ちてるからかなあ、お母さん温かかったです。

そこに、来るだけでも、いるだけでも喜んでもらえることがあると改めて感じました。

自然災害に負けない、人の温もり、繋がり、思いやり、助け合い。

僕も微力ですが、できることでお手伝いしたいと思います。

旅商人亮章

【活動支援金のお願い】
我々は、助成金や活動にご賛同いただける方からの個人支援金で活動させていただいている任意団体のNPOです。
主な使用用途はとして珈琲炊き出し材料費や燃料費、資機材費などの諸経費・支援団体としての運営費がかかります。
今回も、活動支援金の募集をさせていただいております。
よろしくお願いいたします。 【ご支援先】 ▶ゆうちょ銀行からお振込の場合
記号:10330
番号:81971151
サイガイエヌピーオータビショウニン ▶他金融機関からお振込の場合
ゆうちょ銀行
店名:〇三八(ゼロサンハチ)
店番:038
普通
口座番号:8197115
サイガイエヌピーオータビショウニン ※ご支援いただいた方、お手数ですが、メッセンジャーかtabisyonin.taku@gmail.com(旅商人拓)までご一報ください。

【災害NPO旅商人について】
東日本大震災(2011)より現地支援活動を行っていた旅商人拓に、東北・北関東豪雨(2015)より旅商人亮章が加わり、災害
臨時NPOとして発足。木造軽トラキャンピングキッチンカーで駆けつけ、災害VCやVCサテライトの運営サポート、現場コーディネート、コーヒーの炊き出し、現場作業等、他団体や社協と連携しながら現地ニーズに合わせた活動を心がける。また、マルシェやカフェ、シェアハウス、インターネットラジオ局の複合する本業、埼玉・『路地裏Garage』で生まれたコミュニティへの災害情報の発信など『災害』と『日常』をリンクさせる活動も。さいたま市に事務局、西日本豪雨災害で活動した倉敷市真備町に西日本支部
災害NPO旅商人 FBページ
https://www.facebook.com/災害NPO旅商人-112830046754725/